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ガイアの夜明け 伊藤忠商事の16年目社員の物語 [テレビ]

録画した「ガイアの夜明け 16年後の新入社員」を見ました。

16年前の就職氷河期と言われていた時代に伊藤忠商事に入社した3人の方々を特集していました。

総合商社という企業形態は世界でも日本にしか無いのだそうです。

私も実際、総合商社が何をしていて、どうやって世界有数の利益を上げているのか理解していませんでした。。。

勉強の意味も含めて、番組内容を書いていこうと思います。



現在、学生が入りたい企業ランキング第一位が伊藤忠商事だそうです。

その中でも伊藤忠商事は5大商社の中で最高の純利益を上げ、昨年も過去最高益となりました。

これまで総合商社は石油ビジネスで巨額の富を築いていましたが、海外情勢に左右される石油ビジネスで大きな損失を被ってしまうこともありました。

さらに、日本のバブル崩壊もあり、3人の方が入社したのは伊藤忠商事が巨額の損失から立ち直らなければならない時期でした。

石油などの資源分野に依存しないよう、伊藤忠はコンビニやファッションなどの非資源分野でナンバーワンとなる目標をいち早く立てました。

現在では、伊藤忠の食料品部門は全社の4割の売り上げを上げているとか。

一人目の社員は伊藤忠商事の食品を扱う鈴木さん。

実際にコンビニに出向いて新商品の食品を買っていました。
コンビニの食品はほとんどこちらの部署で卸しているとか。

伊藤忠の取引相手であるファミリーマートの商品を買った後に、顧客のライバルであるセブンイレブンの商品も買い、部署の後輩たちと試食していました。

実際に食べることで、次の大型提案に活かすのです。

ファミリーマートでは現在、売り上げの高いレジ横のコーナーはほとんど肉製品。

そこに水産物の商品を置いてもらうという提案です。

ファミチキに並ぶヒット商品を生み出すのが目標です。

ベトナムの水産加工会社では、水揚げから加工までを全て行うことでコスト削減を実現している向上があり、そこを使う作戦のようです。

ベトナムではTPP加入に伴い、水産物を含む食料品の関税が今年1月からゼロになりました。

冷凍したスケトウダラは、アメリカの太平洋沖で捕れたモノを冷凍してベトナムに送られ、ベトナムで加工します。
白身魚は一度解凍してしまうと水分が失われて風味が損なわれてしまいます。

そこで冷凍したまま衣をつけ、そのまま店で揚げる方法をとります。
そのことでみずみずしさを保ち、おいしいフライとなるのです。

その後も6時間も現地の工場の作業をチェック。
「泥臭い現場の中に僕らのビジネスがある」という言葉が印象的でした。

白身魚フライを実際にファミリーマート本社に提案に行きます。
ここにはライバルの商社からも連日売り込みがあるそうです。

まずは試作品を作ることに同意をもらうことができ、第一関門を突破。
これから、商品化に向けてまだまだ関門が続いていくのでしょう。。。





次に女性社員の田中さん。

資源部門で世界を相手に大きな仕事がしたいと伊藤忠に2003年に入社しました。
彼女は部で初めての女性総合職として、商社ウーマンの道を切り開いてきました。

現在もロシア・サハリンの油田、天然ガスを採掘する大型プロジェクトに参加しています。
日本は、国内で使われている原油の6%をサハリンから輸入しているそうです。

田中さんの朝は午前5時に始まり、家族の朝ご飯を作ります。

5歳と3歳のお子さんを持ち、2度の産休・育休を経て2年前に職場復帰しました。

夫も同じフロアで働く商社マンです。

子供を2人自転車の前後に乗せて毎朝保育園に送り届けます。

課長とのキャリア面談では、3年7ヶ月の育休・産休で同期からキャリアが遅れている、出張などにかつてほど自由に行けない、という現状から、経理や総務を担当する職能部門への異動を提案されました。

しかし、今の仕事を続けることを決断します。

家事を夫と分担し、仕事の時間を確保し、遅くまで後輩と提案書のチェックを行います。

子供たちに、育児のせいで仕事をやめてしまったと思われたくない、
お母さんは楽しく仕事をしている、ということを伝えたいという思いからの決断でした。





伊藤忠の社長が言う「商いの次世代化」に挑むのは、情報産業ビジネス部の宮本さんです。

入社からは結果を出せない日々も続き、活躍する同期をうらやましいと思うことも多かったと言います。

2年前にITビジネスに復帰し、医療分野に目をつけました。
今まで部署を転々とし、出向も経験した自身の経験は、ITと医療の融合に発揮できると考えたのです。

上司の反対を押し切り、歯科医院向けの求人サイトを運営するホワイトクロスという企業に投資しました。

歯科医院業界は巨大なマーケットであるにもかかわらず、深刻な人材不足に悩まされています。

そこに目をつけた宮本さん。
投資を開始して2ヶ月。当初は投資に反対していた上司と面談を行います。
「本当にホワイトクロスという会社を大きくしていく覚悟があるか」と上司に問われます。
「投資する前からその覚悟はあります。」

登録する歯科医師は月に1000人ペースで増加していますが、まだまだシェアを広げていく必要があります。

実際に歯科医院に出向き、現場の医師の意見を聞きます。

歯科医院は女性が8割の職場のため、人間関係、職場になじめるかどうかという部分が求職活動で大事になるという意見をもらいます。

その意見をもとに、ホワイトクロスの社員と打ち合わせ。
動画をウェブページに載せることで雰囲気がわかるページを目指しました。

歯科医院業界はまだまだ効率化していけるのだと力強く語りました。



番組の最後には今年の入社式の模様と特集された3人から新入社員へのメッセージでした。

鈴木さん
「やっていることが正しいのかと不安になることもあったが、すべてが今につながっていると思うので、頑張り続けてほしい。」

宮本さん
「失敗してしまうこともあるが、そこからリカバリーする課程も楽しいもの。」

田中さん
「今のまま、努力して突き進めば道は拓ける。」



平成は、日本が戦争に行くことはなかったもののビジネスの現場においては激動の30年だったと思います。
その中で、人やモノのつながりで利益を生み出す商社。
令和の時代もビジネスの分野では世界との厳しい戦いがあると思いますが、日本を牽引していってほしいですね。

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れもん

頑張っている人がいるのですよね。考えさせられます。
by れもん (2019-07-17 09:18) 

ピストン

こんにちは。記事を拝読致しました。興味深い内容です。
今はビジネスマンをやめて看護師という全く別の仕事をしていますが、あの頃のバタバタした商売が懐かしく思いました。今は別の意味でバタバタした仕事をしています(;^ω^)
世のビジネスマンのおかげで豊さの底上げになっていますので、頑張っていただきたいと思います。
by ピストン (2019-07-17 09:59) 

koo

れもんさん
コメントありがとうございます!
そうですよね。私もまだまだがんばらないと、と思わせられました。

ピストンさん
コメントありがとうございます!ビジネスマンも看護師も、大変なお仕事ですよね。。。!とても社会に貢献されているのだと思います
by koo (2019-07-17 20:32) 

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