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再生可能エネルギーだけじゃない、人類が目指す新しいエネルギーシステム [翻訳記事]

今日は翻訳記事第3弾。

ちょっと学術系の、エネルギーに関する英語の記事の紹介をしてみたいと思います。

紹介するのはこちらの記事。
Energy in the Next 30 Years
「次の30年のエネルギー」
https://ezinearticles.com/?Energy-in-the-Next-30-Years&id=9903662

私たちの生活に欠かせない、「電力」を生み出すエネルギーシステムについてです。

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記事では、近い将来に起こるであろうエネルギー革命は、19世紀から20世紀にかけての石油による革新と同じくらい大規模なものになるとしています。

そのエネルギーとは、再生可能エネルギーと水素燃料に基づいているものです。
しかし、それらだけでなく、システム自体の分散化・効率化が進むことが重要です。
それらが合わさって、新しいエネルギーシステムとなるのです。

このようなエネルギーシステムは、実は既に世界の多くの地域で出現し始めています。

石油の枯渇や地球温暖化問題が深刻な段階に達している現在では、新しいエネルギーシステムに移ることは人類にとって緊急の課題と言えます。
各国は、強いリーダーシップによって新しいエネルギーシステムへの転換を進めなければ、国際的な経済競争に遅れを取り、政治的信頼を落とすことすら考えられるのです。

その新しいエネルギーシステムとは、以下の特徴を持つものです。

1. 効率的なエネルギー消費:
照明、調理、暖房、移動などといった分野の技術進歩によりエネルギー効率が上がるため、産業において同じサービスを得るのに必要なエネルギー量は減少します。

2.天然ガス:
天然ガスは最もクリーンで最も成長が著しい化石燃料といわれています。
化石燃料なので、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出は避けられませんが、石油などの燃料と比べると排出量が少ないのです。天然ガスは、最近では価格が上昇しているにもかかわらず、発電用の燃料の選択肢となっています。天然ガスのこれからの課題は、地熱発電やマイクロパワー技術と組み合わせてシステムとして効率的な新しい用途を開発することです。

3.原子力:
原子力発電のコストは、現在電力市場に存在する他のエネルギー源のコストの約2倍です。この高額な費用が、近年の反対運動と相まって、世界中で停止する原子力発電施設が続出しました。日本では、東日本大震災の福島第一原子力発電所の件も、まだ解決したとは言えませんよね。世界中の投資家が、資金を原子力に投入することを嫌がっていると言えます。それでも原子力発電は今でも主要国の主要なエネルギー源ですが、それにはリスクがあります。核分裂プロセスは有害な放射線の発生を引き起こし、それをどう押さえ込むか、核廃棄物をどう処理するかは課題として残っています。
しかし、原子力から安全にエネルギーを取り出す研究は確実に進んでいます。現在存在する、核分裂による発電ではなく、「核融合」を通じてエネルギーを生み出すために、研究が行われています。核融合のエネルギーは核分裂の何千倍にもなり、化石燃料と違って発電による温室効果ガスの発生はありません。最初の核融合発電所ができるまでには、まだ20年、30年、あるいは50年とも言われていますが、安全な技術が確立されれば社会の重要なインフラとなるでしょう。

4. 再生可能エネルギー:
風力と太陽光発電を中心とする再生可能エネルギーは、世界的に毎年2桁もの成長率で成長しています。これは主に、風力タービンやソーラーパネルを使ったエネルギー生産に関連するコストがここ数年で劇的に小さくなったことが大きな要因です。ただ、発電量が環境に左右され、供給力が不安定なため、再生可能エネルギーが人類の主要な電力基盤として利用可能になるまでにはさらに20年かかると言われています。しかし、今や世界中で膨大な量が使われている石油ですら、初めはニッチ市場で最初に出現し、その後急速に成長したのです。


総じて、これらの新しいエネルギーシステムの利用は拡大しています。いつかはクリーンで安価なエネルギー源を活用しなければ、人類の抱えるエネルギー問題は解決できないのです。

もはや人類が電力なしで今の社会を維持することは不可能ですので、新しいエネルギーの技術進歩をどこまで進められるかは、人類全体の課題といえます。

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タグ:エネルギー
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